授業紹介・学びの例

授業紹介

1 生命科学基礎実習

生命科学の基礎となる有機化学、生化学、細胞生物学の基本的な実験技能を包括的に学ぶことを目的とし、さらに論理的な思考によるレポートにつなげることを目指しています。4名の教員によるオムニバス形式をとり、実験における基本操作から、実験で生じる実験誤差の評価、分光光度計の操作、タンパク質の分析、光学顕微鏡による組織の観察法、リアルタイムPCRの原理及びデータ解析から生理機能実習に至るまで幅広い実習から構成されます。

2 サイエンスライティング演習

日本中の最先端の研究者や、企業の人たちに取材し、原稿を書いてきた経験と知識をもとに、「科学に関する文章」を中心に、「他者に届く文章の書き方」について、5人の講師がさまざまな角度から具体的に指導します。文章を書くことは、「ものを考えること」と同じこと。書くことを通じて、世の中を見る目が深まり、書いたものを通じて、見知らぬ「他者」とつながることができます。

3 食品学基礎実習

食品学基礎実習では、タンパク質やビタミン飲料中に含まれる物質の定量や大豆からの豆腐作成など、食品を材料とした科学実験を行います。
試薬の濃度計算および栄養成分の分析方法について基礎的な知識について学ぶとともに、食品の性質や特性について理解を深めます。
実験は少人数で構成されており、実験で得られた結果について各班で解析、考察を導き出し、レポートにまとめる力を養います。

4 生態学実習Ⅱ

生態学実習Ⅱでは、さまざまな自然環境下における生物群集の生態を観察するとともに、キャンパス内において生態学的な調査、研究方法を学びます。そして、生物の環境への適応の仕方や、生物群集の成立ちなどを体験的に理解します。
学内では、少人数のグループで小生態系を対象としたフィールドワークを実施し、調査方法や分析方法を実践的に修得した上で、成果をとりまとめて発表する方法を身につけます。
また、夏休み期間中には学外での野外実習を実施しています(2泊3日)。

5 理科教育法Ⅰ

理科教育法Ⅰは理科教職課程の必修科目のひとつで、高等学校で理科を指導する際に不可欠な幅広い基礎知識と実践的な指導力の修得を目的とした授業です。そのため、通常の講義(高等学校理科学習指導要領の概説等)に加え、高等学校理科の授業に関する学習指導案や板書計画の作成、アクティブラーニングの手法を取り入れた模擬授業の実践、SDGsを視野に入れた環境に優しい実験・観察教材の紹介等も行っています。

学びの例