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授業紹介:自然観察入門(前期の室内講義編)

自然観察入門は2024年度まで本学で教授を務められていた野嵜玲児先生が非常勤講師として、今年も引き続き授業をご担当くださっています。

室内の講義では、岡田山の歴史や動植物の専門的な知識を深めます。また、野外観察では、岡田山キャンパスの自然を誰よりも知っている先生が季節や天候に合わせて、草花やきのこ鳥などを紹介してくださいます。何気なく歩いていた新しい知識を得ることで、まるで違った景色のように見えてきます。

今回は室内講義の「果実と種子の観察」の様子をご紹介します。まず先生から果実の構造についての説明があり、その後、身近な果物をいくつか観察します。果物を切って断面を見ながら、果実のつくりを実際に確認し、理解を深めてました。

実際にぶどうやすももの外果皮をむき、中果皮内果皮を観察したり、みかんのがくをとって中の果汁の入った袋の個数を予測したりと楽しみながら学んでいました。最後には、みんなでおいしくいただきました。

 授業ではキウイを使った課題もありました。果実を持ち帰り、断面をスケッチして構造を調べるという内容です。授業中に学んだ知識を活かして、自分の目で観察し、手を動かして記録することで、果実のつくりへの理解がより深まります。みなさんの力作に期待しています!