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本学科教員が、「プログラミング的思考でChat-GPTを見てみよう」という題目の講習を実施しました
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2024年7月20日に、兵庫県小野市大部(おおべ)地区のコミセンおおべにて、環境・バイオサイエンス学科(2025年度より生命環境学部生命環境学科に改組予定)の上泰教授が、大人の未来塾「プログラミング的思考でChat-GPTを見てみよう」という講習を、デモを交えながら実施しました。
本講習は、以下を目的として実施されました。
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小学校のプログラミング教育で育成する「プログラミング的思考」についてご理解頂く
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近年,急速に広まったChat-GPTの動作を例に,情報技術の使いこなしに「プログラミング的思考」が重要な働きを担うことを体感して頂く
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子ども達の情報スキルを育てるためには,身近にいる大人達,つまり,地域社会が情報技術を正しく理解して利用している環境がますます重要であることをご理解頂く
そのために,まず,「コンピュータ,および,動かす対象がもつ特徴や仕組みを前提に,論理的に思考できる能力」が対象物の動作をプログラミングする際に必要となることを,超小型ロボットOzobotのライントレース機能を体験して頂ながら説明しました.その後,Chat-GPTがもつ特徴を解説し,この特性に合わせて指示(プロンプト)を入力する必要があることを説明しました.
本講習に参加された方の年代は幅広く、活発な質疑も行われ、地域の方々の関心の深さが伺えました。また、受講者アンケートの評価も非常に高く、続編となる実践的な使い方などを扱う講習会の開催を希望する意見も見られました。
なお、上教授らが考えるプログラミング的思考の意味や、本思考を育成するための実践例が以下の解説記事で紹介されています。ぜひご覧ください。
【解説記事情報】
上 泰,岩野 優樹,梶村 好宏:"プログラミング的"を意識した小学校でのプログラミング体験授業の実践,システム・制御・情報,第65巻11号,pp. 433-438,2021.https://doi.org/10.11509/isciesci.65.11_433