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【健康科学研究室】授業の様子:生命の科学実習
- 教育・研究
生命の科学実習は、血液内科医でもある佐藤友亮教授のもと、ヒトの健康・疾患や、身体に関わる様々なことを学ぶ実習です。ヒトの様々な細胞の観察をはじめ、生理機能実習や細胞培養実習、そして女性ならではの月経、ストレス、ジェンダーなど様々な角度からのアプローチをします。
細胞の観察実習では、ヒトの甲状腺、膵臓、骨、腎臓、子宮、血管、皮膚、肺、など多様な細胞の機能についてバーチャルスライドで詳細を観察し、そこから臓器の機能や疾患などについてもより深く学びます。
生理機能実習では、学生自身がそれぞれ被験者となり、様々な体の機能項目について測定し、そこからより人体の健康について考えます。血圧、肺の機能、視覚、聴覚など身近な体の機能を、実際の医療現場で使用されている機器を使用し、測定します。人体の機能と構造について実習を通してさらに理解を深めます。
細胞培養実習では、慢性骨髄性白血病のK562細胞を実際に材料とする細胞数のカウントを行います。細胞を実験の材料として扱う生命科学分野においては、細胞数カウントは重要な基本的実験技術の一つです。一人一人与えられたエッペンドルフチューブ中の細胞数をカウントし、与えられた細胞濃度へ段階的に調整する実験を行います。実際の細胞を扱うことで、ヒトの体、病気、健康、これらに関連する研究を体験し考えます。