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中川徹夫教授が日本化学会、2024年度第42回化学教育有功賞を受賞することが決まりました。

中川徹夫教授が日本化学会の2024年度第42回化学教育有功賞を受賞することが決まりました。

https://www.chemistry.or.jp/news/information/2024-21.html

受賞講演は、2025年3月(日は未定)に、関西大学千里山キャンパスで行われます。

中川徹夫教授はプラスチックゴミを実験器具として再利用する取り組みをされています。その一環として、ペットボトルのキャップの材質に着目し、強酸、強塩基、塩類の水溶液に耐性のあるプラスチック(ポリプロピレンやポリエチレン)をウェルプレートや試験管の代用として使用しています。ペットボトルのキャップだけでは使いにくいため、厚紙で容器を作成し、両者を組み合わせて使用しています(手作りウェルプレートと呼んでいます)。

この手作りウェルプレートを使用したマイクロスケール実験教材が、今回の受賞の対象となりました。この教材は安価かつ簡便で、小学校、中学校や高等学校の現場でも広く活用が可能です。また海外でも日本と同サイズのキャップがよく使用されますので、海外でも活用が可能です。2025年度は国際会議に参加し、海外の教育者にも紹介する予定にしています。

理科教育研究室 
教員情報:中川徹夫 教授Link 
研究紹介:マイクロスケール実験のメリットを追求(Link)