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【理科教育研究室】「神戸高校SSH特別講義」を開催しました!

2025年1月31日、兵庫県立神戸高等学校でSSH特別講義「手作りウェルプレートを使用した金属と塩化水素および金属陽イオンの反応に関するマイクロスケール実験」を理科教育研究室の中川教授が実施しました。12名の高校生(1年生7名、2年生5名)と理科教員2名が参加しました。

最初にマイクロスケール実験やエンタルピー変化ΔH、エントロピー変化ΔSおよびギブズエネルギー変化ΔGの説明を行い、続いてΔGが負の場合には化学反応が起こり、正の場合には起こらないことをマイクロスケール実験で確認しました。Cuに塩酸を加えただけでは全く反応しませんでした(ΔG > 0)。しかし過酸化水素水を加えると反応して、Cu2+(aq)を生成しました(ΔG < 0)。参加者の皆さんはこの様子を実際に観察し、とても感動している様子でした。実験終了時には「現在授業で習っている酸化還元の内容がよく理解できて、とてもよかったです(1年)」、「ギブスエネルギー変化の値を利用して、反応が起こるか予測できることを知った。実験を進めるうえで、この発想はとても役立ちそうだと思った(2年)」などの感想がありました。
今回の特別講義では、高校化学の内容に加えて大学1〜2年次の化学で履修する内容も扱いました。参加者の皆さんには、今回学んだ内容を、是非とも今後の化学の学習や研究に役立てほしいと思います。

今回の特別講義を実施するにあたり、兵庫県立神戸高等学校教諭の向江達也先生には大変お世話になりました。お礼申し上げます。

理科教育研究室 
教員情報:中川徹夫 教授Link 
研究紹介:マイクロスケール実験のメリットを追求(Link)