NEWS
【保全生態学研究室】日本土壌動物学会 第48回大会で研究発表をしました
- 教育・研究
保全生態学研究室に所属する大学院生が、日本土壌動物学会 第48回大会にて「神戸女学院岡田山キャンパスにおける土壌動物相の把握と環境評価指標の比較」という題目でポスター発表を行いました。
土壌動物は土壌環境の変化に応答しやすいことから、その群集構成は環境評価の指標として利用されてきました。
日本では青木(1989)による「土壌動物による自然の豊かさ評価」(以下、青木式)が、海外ではQBS-ar(Parisi, 2001)などが提案されていますが、これらの評価指標を同一調査地で比較した事例は乏しい現状にあります。
そこで、昨年の秋に環境省の自然共生サイトにも選定された神戸女学院岡田山キャンパスにおいて土壌動物相を調査し、近接地点間における群集構成の違いを明らかにするとともに、青木式とQBS-arの比較を行いました。
その結果、調査地点間で土壌動物の群集構成は大きく異なることがわかりました。また、算出方法は異なるものの、青木式とQBS-arは環境評価指標として類似した側面を持つこと、また両者ともに種多様性とは異なる情報を反映していることも明らかになりました。
今後は植生なども含め、土壌動物群集を規定する要因をより詳細に分析するとともに、青木式とQBS-arの特性の違いなどについて検討を深める予定です。

