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【授業の様子】生命環境データサイエンス応用:大久野島の外来アナウサギ

生命環境学部の高木俊人専任講師(分子生態学研究室)が担当している生命環境データサインス応用では、専門課程を履修するために必要不可欠なデータサイエンス応用的な項目について様々なデータを扱った実践的な研究や社会実装の事例を紹介しています。

2026年6月15日には、福島大学 共生システム理工学研究科の大学院生、奈良岡胡春さんをお招きして広島県の大久野島の外来アナウサギに関する研究について講義いただきました。高木俊人専任講師と福島大学の共同研究チームでは、絵本作家のたてのひろしさん、近藤えりさんとともに大久野島のアナウサギに関する研究を行ってきました。授業当日はまず学生たちに絵本「うさぎのしま」を読み、ドキュメンタリー動画を見て大久野島の背景を知ってもらったうえで奈良岡さんの講義を聞いていただきました。

広島県の大久野島に生息するうさぎは、1970年代に小学校で飼育できなくなったうさぎが放たれ、野生化し現在までに定着したといわれてきました。しかし大久野島のウサギのルーツを、島内で採取した糞から抽出したDNAをもとに調査したところ多様な家系のウサギが検出され、さまざまなうさぎが繰り返し捨てられてきたことが示唆されました。奈良岡さんにはこれらの遺伝学的研究の手法についてもわかりやすく講義いただきました。受講生の中には過去に大久野島を訪れたことのある学生もおり、戦争の影が残る大久野島で現在起きているうさぎの問題について絵本と研究成果を交差させながら理解を深めていました。また大学院生の研究成果を聞くことができ、自分の進路を考えるうえで参考になったとの声も聞かれました。こうした現在進行形で進められている学術研究を通じてデータに基づく意思決定プロセスについて理解を深めていければと思います。

【画家・絵本作家のインタビュー】
近藤えりさん~絵本『うさぎのしま』が生まれた物語
https://note.com/morinoouchi_1994/n/n71e3d9f67fb7 (森のおうちさんnoteより)

【ドキュメンタリー動画】
〜絵本『うさぎのしま』(作/近藤えり・たてのひろし)ができるまで〜
https://youtu.be/tv52380DSuE?si=QJxocfQa_0U1rWii


【絵本情報】
うさぎのしま (作/近藤えり・たてのひろし) 世界文化社
https://books.sekaibunka.com/book/b10135025.html 


【分子生態学研究室】
教員情報:高木俊人 専任講師(Link
研究紹介:野生生物のゲノム解析で社会課題を解決へ(Link