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【理科教育研究室】中川教授が仁川学院中学校連携講義を行いました
- 教育・研究
2026年10月31日の9:00から11:00まで、本学にて中川教授が仁川学院中学校の3年生15名を対象に連携講義第2回「手作りウェルプレートを使用したマイクロスケール実験で化学変化を探究しよう」を行いました。第1回はすでに9月12日に実施済みです。
第1回の最後に、「手作りウェルプレートを用いてどのような実験ができるかを考え、先生の指導に従い実験を行ってください」という課題を出しました。そこで、まずは生徒のみなさんが取り組んだ課題について、1人3分程度のプレゼンを実施しました。バナナの変色、ブルーベリーの色の変化、酢の量による牛乳の固まり具合、酢を加えた時の卵の殻の溶け方、リンゴの変色など、とても興味深い内容が多く、生徒のみなさんが相違工夫をして実験に取り組んだ様子が伺えました。
プレゼン終了後、水性サインペンのインクのペーパークロマトグラフィーによる分離とマロウブルーの抽出液を使用した酸性・アルカリ性の識別に関するマイクロスケール実験を実施しました。
通常のペーパークロマトグラフィーでは専用の濾紙を使用しますが、今回は書道の授業で使用する習字用の半紙の断片(1 cm x 10 cm)と1行4列型手作りウェルプレートを使用しました。水性サインペンのインクが時間と共に移動し、いくつかの色素に分離していく様子が確認できました(図1)。
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マロウブルー(ハーブティーの一種でウスベニアオイの花びらを乾燥させたもの)から抽出した色素であるアントシアニンの水溶液は中性では紫色ですが、酸性では赤紫色や赤色に、アルカリ性(塩基性)では緑色や黄緑色に変化します。これによって、水溶液の酸性、中性、アルカリ性を識別できます。今回は、マロウブルーの抽出液と2行2列型手作りウェルプレートを使用しました。前回の講義で使用したクエン酸、ビタミンC、重曹と、今回新たに追加したセスキ炭酸ソーダを、それぞれマロウブルーの抽出液に少量ずつ加えました。抽出液の色は、クエン酸やビタミンCを加えると赤色に、重曹やセスキ炭酸ソーダを加えると緑色に変化しました。これより、クエン酸やビタミンCの水溶液は酸性を、重曹やセスキ炭酸ソーダの水溶液はアルカリ性を示すことが確認できました(図2)。
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講義の後に書いてもらった感想には「色の変化や水性ペンの色の分離、移動など目で見て分かる実験がペットボトルキャップでできることは革命的なことだと思いました」「楽しく興味深い実験を2つやらせていただいてとても光栄です」「黒の染料などでペンのインクはできていると思っていたけれど、さまざまな色が混ざっていることを体感できた」「説明を細かくしていただけたため、とてもわかりやすく実験も失敗することなく終えることができました」などの記述がみられ、前回同様多くの参加者が講義の内容に興味を示したことがわかりました。今回の連携講義の内容は、生徒のみなさんが今後探究活動を進展させる際に役立つものと期待しています。
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