NEWS
【生命環境学部】授業紹介:第4回「生命科学基礎実習」【分子生態学研究室】
- 教育・研究
生命科学基礎実習」は、生命環境学部の大学1年生が受講する必修実習の一つです。
「生命科学基礎実習」では、バイオサイエンス・生命科学領域の研究、例えば、食品科学、健康科学、生化学、細胞生物学の研究を行うための基本となる実験操作を学ぶことができます。加えて、実験レポートの書き方や、実験データの解析に必要な計算方法についての理解も深めていきます。環境・バイオサイエンス学科は理系出身の学生だけでなく文系出身の学生も在籍しているため、高校での理科や数学の内容も交えながら、基礎からわかりやすい講義や実習が準備されています。
第4回「生命科学基礎実習」紹介では、分子生態学研究室の高木俊人先生が担当している実習を紹介します。
高木先生担当回ではDNA解析の基礎を学ぶために、コメを使用したPCR実験を行います。新型コロナウイルスの検査で有名になったPCRですが、サンプル中のDNAの特定の領域を増幅し解析するバイオ系では広く使われる実験手法の一つです。本実習では、3種類のコメを、2つの遺伝マーカーを使って品種名を明らかにするというPCR実験を実施しています。マイクロピペットで専用の試薬を計量し混合したのちに、PCR用のチューブに分注しました。PCR用の試薬は温度変化に弱いため、氷上で素早く操作する必要があります。その後、やすりで削ったコメを微量添加し(多すぎると"おかゆ"になってしまうのです...)、サーマルサイクラーと呼ばれる専用の機械で2時間ほどかけてPCR反応を進めました。
翌週は、PCR産物のアガロースゲル電気泳動を行い、2週目に行った実験結果の確認を行います。
これらのPCRと電気泳動の実験結果をレポートにまとめ、締め切りまでにWEBシステム(Moodle)で提出します。コロナ禍でかなり身近な存在となったPCR実験を自らの手で行うことで、バイオ実験に対する理解を深めていただければと思います。
生命科学基礎実習の紹介は今回が最後です。第1回から第4回まですべて見ていただけるとより分かりやすいかと思いますので、まだ読まれていない方は読んでみてください。
第1回目:西海先生担当回(Link)
第2回目:高岡先生担当回(Link)
第3回目:佐藤先生担当回(Link)
【分子生態学研究室】
教員情報:高木俊人 専任講師(Link)
研究紹介:野生生物のゲノム解析で社会課題を解決へ(Link)